平成30/ 2018-10-23 19:49
en/ hot mess
http://globe.asahi.com/headlines/2012012300007.html
米国で最近、よく使われる口語表現「hot mess」に焦点を当てている。人物を評するときに使い、想像もつかないself−destructive behavior(自分を台無しにする振る舞い)をしたのに、compelling(ぐいぐい引き込まれてしまうよう)な魅力が色あせない人のこと。特にリンジー・ローハンやブリトニー・スピアーズなどのようなstarlet(若手女優)に多用される。麻薬とアルコールの乱用、恋愛問題、警察沙汰などのbad behavior(身持ちの悪さ)はmess(めちゃくちゃ)でも、hot(魅力的)で目が離せない。


コラムは、この言葉が人気を呼ぶ背景に、米国人は心の奥でchaotic personality types(破滅型性格の人)にsecret affinity(ひそかな親近感)を感じているのではないかと解説する。たとえば、共和党の大統領選予備選で一時は支持率トップだったニュート・ギングリッチ元下院議長は政治家版のhot messだという。


最初の妻との離婚の際、がんで闘病中の妻に離婚条件で圧力をかけていたとされる。2番目の妻との間でも、妻が多発性硬化症と診断された後で離婚を申し出た。この間、彼が不倫をしていたことも判明している。最近明らかになったのは、最初の妻とギングリッチ氏が関係を結んだのは彼女が25歳、彼が16歳のとき。高校の幾何学の教師と生徒という関係だった。



彼は政敵を情け容赦なく引きずり落とそうとすることで有名だが、相手を攻撃するtransgressions(モラル上の逸脱行為)の内容は自分の行いとeerily(不思議なほど)似ている。自分が浮気をしている最中に当時のクリントン大統領(コラムの筆者によるともう1人のhot mess)と実習生モニカ・ルインスキーさんとの不倫についてhammer(たたき続ける)行動をとっていたのが好例だ。


こうしたmessは投票者にとってtoo hot to handle(やっかいで手に負えない)はずだが、そうでもないようだ。screwing up(大失策)に対する米国人のforgiveness quotient(許容度)は歴史的にも相当に高い水準になっているという。


筆者によると、指導者となるべき人物を米国人が評価する際、基本的な矛盾があるそうだ。自分より優れた(頭が良く、勇気があり、規律ある)人物を求めるが、feel bad about ourselves(自分たちには及びもつかないと思わせる)ほど抜きんでてほしくないというのだ。オバマ大統領は家庭が不思議なほど完璧だし、食生活は非常に健康的で「ちょっとできすぎ」と思わせるカテゴリーに入るのでは、と筆者は自問する。米国人はhot messとtoo good to be true(本当だと信じられないほど素晴らしい)との間のどこかに位置している政治家を好むようだ。

#key#hot mess